金属を加工する際に、必要となってくるのが溶接機です。金属と金属同士をくっつける場合には、高温を用いて金属の表面部分を溶かし、再び冷ますことで、部品同士を接着することが一般的です。
主な溶接機の種類や、溶接をする仕組み、溶接機の買取査定を受ける際に知っておきたいポイントを紹介していくので参考にしてみてください。
溶接機とは
溶接機は金属と金属の部品をくっつけたい場合、溶接機は必要な工具です。溶接機は、高温を発することで金属を溶かすことによって、金属の部品同士をつなぎ合わせることができます。
金属を加工するため、溶接をする場合には、加工をしたい金属の融点、数千度以上の高い温度が必要となります。金属によって、融点が異なります。
溶接機は多くの種類があります。加工をしたい金属や目的、使う溶接材、どのような仕上がりにしたいかなどによって、溶接機を選ぶことが可能です。
一般的に溶接機というと、アーク溶接のことを指すことが多いです。アーク溶接は、高い電流を作り出し放電することによって、金属を溶かして溶接します。
屋外で火花を出しながら加工作業をしている様子を見たことがある人も多いでしょう。その場合は、アーク溶接がほとんどだといえます。
アーク溶接だけでも、溶加材の種類や、溶接の方法によって、さまざまな種類の溶接機があります。
溶接機のニーズとは？
溶接機は、個人が手軽に入手できる家庭用から、プロが使う専門的で高価な業務用まで、値段やサイズもさまざまな製品のラインナップがあります。
特に最近では、DIYがブームとなっていることもあり、手軽に金属を溶接し、思い通りの加工をすることができる溶接機のニーズも高くなってきています。
中古の溶接機であれば、新品よりも安く入手できます。そのため中古品のニーズも高いと言えます。不要となった溶接機も買取してもらえる可能性が高いです。
溶接には資格が必要？
溶接機を使うことそのものには、特に資格は必要ありませんが、業務で使う場合には必要となることもあります。
業務としてアーク溶接機を使って仕事をする場合には、事業者は労働者に「アーク溶接特別教育」という技能講習を受けさせないといけない、ということが労働安全衛生法で決められています。
ボイラーを溶接する場合には、普通ボイラー溶接士、特別ボイラー溶接士という、独自の資格が必要となります
また、可燃性のアセチレンガスや、酸素を使ってた溶接をする仕事を行う場合には「ガス溶接技能講習」という学科と実技の技能講習を受けて、修了証を得る必要があります。
さらに、ティグ溶接やミグ溶接を扱う仕事の場合、アルミニウム溶接技能者という認定資格を得ることで、技能の認定を受けることもできます。